ことなかれ主義

酒と暴飲暴食と睡眠不足で崩した心身の調子を取り戻すための日々

原付で北海道キャンプに行く1 初めてのフェリー5月3日(土)

5月3日(土)

原付でキャンプに行く。

そんなあほな、と思うかもしれないが原付のひ弱な積載量でいかにしてテントやら寝袋やらを積んで走るか?というのが面白いのである。

メンバーは4人。

カブとモンキーとゴリラと僕のスクーター(後輩にもらった)

荷物を分担して積んだりはしない。

一人1テントを積んで走るのである。

僕のスクーターは荷台がとても小さい。15センチくらいしかない。

ホームセンターで買った網をステーで強化してその上にホムセン箱をビスで固定してある。

この状態でこけたこともあるがきちんと固定されているので安心だ。(安心か?)

他の皆は溶接で荷台を自作したりしている。(カブの積載量は別格)

マイスクーター

初日のゴールは青森県八戸港。22時のフェリーに乗る。

それまで特に予定もないので蕪島神社に寄る。ウミネコの繁殖地なので信じがたい数のウミネコがいる。

神社に上る階段はフンの量がすごいので新しい靴で行くのはやめよう。

夕暮れの蕪島(遠景)

「暇だ」などと思っていたが、友人のゴリラ(30年物)がすぐに故障する。

(「ゴリラ」というあだ名の友人の頭がおかしくなった。ということではなく、友人のバイクのことである。)

自動車用品店をはしごして部品と工具を購入して修理しているとあっという間に時間がなくなった。

人生初フェリー、トラックや大型バスに続いて原付で乗り込む。

あまりにもか弱い。

まずはフェリーターミナル

今から乗るぞ!

乗船すると死んだような顔をした兄ちゃんがバイクを固定しにやってきた。明らかにふてくされている。

GWで浮かれた客ばかり見せつけられながら仕事場に軟禁させられているのだから無理もない。

多様性の時代である。楽しさ満載の船に彼のような不満を隠さぬ人がいてもよかろう。

狭い通路を全然道を譲る気配もなく、ぬるぬると歩いている。多様性の時代である。

フェリーの中はとても綺麗だった。

小汚いのかな?と思っていたから嬉しい。風呂もあるし売店もある。ビールも売っている。

いい乗り物じゃないかフェリー。見直したぞ。

充実の自販機。ホットスナックもあるよ。

綺麗なテーブル。すぐ満員に。

原付は早く載せてもらえた。乗用車の人はこれから乗船だ。

共用テーブルであらかじめ買ってきていたビールを飲む。

下船までまだ8時間以上あるから大丈夫。

つまみは旅の間のご飯にしようと思っていたお徳用ミックスナッツ(800円)。

窓の外は真っ暗で何も見えない。目が覚めたら苫小牧だ。