ことなかれ主義

酒と暴飲暴食と睡眠不足で崩した心身の調子を取り戻すための日々

#3_腎機能が低下してビビっています~リンと腎臓と私

もうどこでもいい。誰か助けて。

というわけで、「e-GFR」値が急激に下がったことにびびって病院に行ったのが前回までのお話(2024年11月)。

『ジャディアンス錠』という糖を尿中に排出する糖尿病治療や慢性腎臓病患者に使われる薬を処方される。

太る原因である糖を尿中に排出するのでほっておいたらどんどん痩せていく夢のような薬である。

 

という薬をもらって、1月後の12月に病院に行く。

体重は約57㎏→55㎏に減った。

病院に行くと採血と採尿をすると言われる。採血するとは聞いてた気がするがおしっことることをすっかり忘れて直前にトイレに行ってしまったので、何とかちょろちょろっとひねり出す。

すぐに結果がわかって、相変わらず美人の先生が(ひと月で不細工なるわけはないのだが)説明してくれた。

「e-GFR」値はなぜか59まで改善していた。

腎機能は回復しないもんだと思っていたが、そうではないのか?不思議である。

先生は「よかったよかった、これからも薬を続けましょう。」と薬を処方してくれる。

次回は3月末とのことであった。体重も3㎏減くらいで収まるのが一般的とのこと。

そんなわけで大量の薬を薬局でもらって帰る。

ちなみに腎機能が回復しない理由だが、腎臓を構成している最小単位である『ネフロン』に理由がある。

ネフロンの機能は血液をろ過する、まさに腎臓そのものの働きを行っている。その数は生まれたときにすでに決まっていて増えることはない。

多い人は300万個、少ない人は50万個程度らしい。生まれたときに体重が重い人はネフロンが多い傾向にあるのだそうだ。僕は体重が軽すぎて保育器で1か月過ごしたそうなのでもともとネフロンが少ないのだろう。たぶん。

このネフロンはろ紙のようなもので血液をろ過するわけだが、ろ紙を通過させるためにケルヒャーみたいにバキバキに水圧を高めて血液をぶつけるらしい。ものすごい勢いで血液が流れ込むので、頑丈なネフロンもダメージが蓄積されて壊れていく。

壊れてしまうと使われずに休んでいたネフロンが代わりに働き出す。といった具合に消耗品なのである。ネフロンはたくさんあるので若いうちは全然平気なのだが、高齢になるにつれ徐々に減っていく。

ほっといても減るのに腎臓に悪い習慣を続けているとどんどん壊れる。減っていっても残りのネフロンが頑張るので生活にはあまり支障がないため気づかない。支障がでるほどネフロンが減ったときにはすでに手遅れになっているという具合でとてもとても恐ろしいのである。

しかも数が減ると、ネフロン一つ一つの負荷が増えるのでより壊れるスピードが上がるのである。えらいこっちゃ。まじで。

気づいたときにはジェットコースターみたいに腎不全まっしぐらである。

こんな恐ろしいことをなぜ誰も教えてくれんのや。人のせいにするなって?いや教えてくれ!頼むから。

このブログを読んだ人は是非に腎臓に気を使ってほしい。

 

そんなこんなで、今回も参考にしたのは次の本。あと、何かも読んだがタイトルを忘れてしまった。

次回はその後の経過と諸悪の根源であるリンが腎臓に与える影響。それから、リンをとりたくないあまりに週末は1日一食にした件などに触れていきたい。激やせである。